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小林よしのり
2016.9.6 00:18日々の出来事

議論は無意味とする権力、それを認める田原


10日放送のBSクロスファイアは高森明勅と竹田恒泰の対決の

予定で、前日が収録日だった。

ところが昨日、竹田側がキャンセルしてきた。

 

議論をすればするほど、視聴者の竹田への嫌悪感が増していき、

国民が「男系固執」の異常さを知って、覚醒していく。

 

だが、安倍政権は、議論が進展して、国民がこの皇統問題の

真実を知る前に、さっさと収束を計って来た。

生前退位だけやっつけて、皇太子不在と女性宮家は先送りという

「二段構え」の方法だ。

 

竹田は目的を達したので、もう議論をする必要はない。

議論では不利になる。

権力が動けばそれでいい。

 

田原総一朗氏はこれって不快に思わないのだろうか?

議論では何も解決しないことが証明されただけではないか!

安倍政権が「朝ナマ」に重要な議員を出さないのも、議論を

軽んじているからである。

権力を握れば、好き勝手に行使すればいいだけであり、議論

なんて無意味である。

安倍政権はそう思っているのだ。

 

議論は民主主義の根本であるが、実際は何の意味もなさない。

田原総一朗は議論をしても無意味だから、先送りした方が

いいと、安倍晋三に進言した。

これって田原総一朗の人生の否定ではないか?

 

議論の勝ち負けなんかどうでもいい。

民主主義なんか元より信じていない。

だが、天皇陛下の国民を思う気持ちが、無残に踏みにじられた

ことが残酷すぎて申し訳ないと思う。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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